事業法人向け会計ソフトの満足度、「弥生」が第1位

2017年08月07日 - 経営関連情報

 CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関、J.D.パワーは、従業員5〜29名の企業を対象に実施した「2017年日本会計ソフト顧客満足度調査」を発表した。顧客満足度の測定では、「製品」(総合満足度への影響力52%)、「製品サポート」(同32%)、「コスト」(同16%)3つのファクター(領域)を設定し、それぞれに関連する詳細項目に対する評価を基に総合満足度スコアの算出を行っている。

 調査結果(有効回答数1642社)によると、会計ソフトの顧客満足度は、ランキング対象となった6社中、「弥生」が総合満足度第1位(1000ポイント満点中620ポイント)となった。第2位は「PCA」(同618ポイント)、第3位は「JDL」(同611ポイント)となった。弥生は「製品」ファクターで、PCAは「製品サポート」ファクターで、JDLは「コスト」ファクターでそれぞれトップ評価を得ている。

 また、スモールオフィス企業が導入している会計ソフトのタイプをみると、現状は「インストールタイプ」が9割と大多数を占める。「クラウドタイプ」の利用率は1割にとどまっており、まだまだ普及には至っていない様子がうかがえる。クラウドタイプの会計ソフト利用企業の満足度は、インストールタイプよりも9ポイント下回る水準にあった。ファクター別にみると、「コスト」ファクターは両タイプとも同等の満足度となっている。

 しかし、“操作性・使いやすさ”をはじめとした「製品」ファクター、及び“各種操作・設定サポート”や“各種案内・情報提供”といった「製品サポート」ファクターでは、クラウドタイプとインストールタイプの間に11ポイントの差がみられた。クラウドタイプの会計ソフトは、この2領域において従来のインストールタイプほどの満足感を得られていないというのが実情のようだ。

 一方で、今後の意向では、4社中1社がクラウドタイプの会計ソフトを利用したいと考えている。また、この3年以内に会計ソフトを利用し始めた企業のうち2割はクラウドタイプを選んでおり、実態としてクラウド型ソフトの利用は徐々に進んでいる傾向にある。J.D.パワーは、「増加する会計ソフトのクラウド化意向に応えていくために、クラウド型ソフトの弱みである使い勝手やサポート力の改善が望まれる」とコメントしている。

 同調査結果は↓
http://japan.jdpower.com/sites/default/files/2017_japan_accounting_software_pr_j_fn.pdf