2月の倒産は596件、3ヵ月ぶりの前年同月比減少

2018年03月12日 - 経営関連情報

 帝国データバンクがこのほど発表した法的整理による全国企業倒産状況(負債1千万円以上)によると、2月の倒産件数は596件で、前月比では▲3.1%の減少、前年同月比でも▲10.2%の減少となった。3ヵ月ぶりに前年同月を下回り、2017年1月(591件)以来1年1ヵ月ぶりに600件を下回った。業種別では7業種中、製造業や建設業などの5業種で、地域別では9地域中、関東や九州などの3地域で、それぞれ前年同月に比べ減少した。

 一方、負債総額は887億4600万円(前月1004億7700万円、前年同月1158億5500万円)となり、前月比は▲11.7%の減少、前年同月比でも▲23.4%の減少となり、5ヵ月連続で前年同月を下回り、2000年以降で最小となった。負債100億円以上の倒産は2件発生したものの、大型倒産は低水準が続き、小規模倒産が約6割を占めた。負債トップは、翼システム(株)(東京都、破産)の151億6700万円だった。

 業種別にみると、7業種中5業種で前年同月を下回った。なかでも、製造業(57件、前年同月比31.3%減)は2017年11月の68件を下回り、2000年以降で最少となった。また、建設業(110件、同5.2%減)は3ヵ月連続、小売業(127件、同14.2%減)は2ヵ月連続の前年同月比減少となった。一方、運輸・通信業(25件、同13.6%増)、不動産業(30件、同3.4%増)の2業種は前年同月を上回った。

 負債額別にみると、負債5000万円未満の小規模倒産は383件、構成比は64.3%となり、62ヵ月連続で過半数を占め、依然として小規模倒産が過半を占める傾向が続いた。資本金別では、個人経営と資本金1000万円未満の合計が367件で構成比は61.6%を占めた。負債5000万円未満の倒産では、広告、ソフトウェア、経営コンサルタントなどのサービス業が105件(前年同月比5.0%増)を占め、構成比(27.4%)で最多となっている。

 地域別にみると、9地域中3地域でいずれも前年同月比20%超の大幅減少となった。なかでも、関東(175件、前年同月比33.0%減)は2005年2月(199件)以来13年ぶりに200件を下回り、全体を押し下げた。また、九州(29件、同37.0%減)は2000年1月の31件を下回り、2000年以降で最少となった。一方、中部(96件、同5.5%増)など6地域は前年同月を上回った。

 同倒産状況の概要は↓
http://www.tdb.co.jp/tosan/syukei/1802.html