2017年の死亡災害は3年ぶり増加の978人〜厚労省

2018年06月04日 - 経営関連情報

 2017年における労働災害による死亡者数は978人で、2016年の928人に比べ50人(5.4%)増となり、3年ぶりに増加したことが、厚生労働省がこのほど発表した2017年の労働災害発生状況で明らかになった。死亡者数が多い業種は、「建設業」の323人(前年比29人・9.9%増)、「製造業」の160人(同17人・▲9.6%)、「陸上貨物運送事業」の137人(同38人・38.4%増)となっている。

 労働災害による死亡・休業4日以上の死傷者数は12万460人で、2016年の11万7910人に比べ2550人(2.2%)の増加となった。死傷者数が多い業種は、「製造業」が2万6674人(前年比220人・0.8%増)、「建設業」が1万5129人(同71人・0.5%増)、「陸上貨物運送事業」が1万4706人(同729人・5.2%増)、「小売業」が1万3881人(同437人・3.3%増)となり、増加した業種が多い。

 死亡者数は、長期的には減少傾向にあり、統計を取り始めて以来、2015年に初めて千人を下回り、2016年は2年連続で過去最少となったが、2017年は再び増加に転じた。労働災害による休業4日以上の死傷者数は、「陸上貨物運送事業」(前年比5.2%増)や、小売業(同3.3%増)、社会福祉施設(同457人・5.5%増)、飲食店(同70人・1.5%増)などの「第三次産業」で増加するなどして、2年連続で増加した。

 事故の型別による発生状況をみると、死亡災害は、高所からの「墜落・転落」による災害が258人(前年比11.2%増)、「交通事故(道路)」が202人(同▲7.3%)、機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が140人(同6.1%増)。 死傷災害は、つまずきなどによる「転倒」が2万8310人(同4.3%増)、高所からの「墜落・転落」が2万374人(同1.4%増)、腰痛などの「動作の反動・無理な動作」が1万6177人(同7.3%増)となった。

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http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000209118.html