国内主要112行の貸出金増加率、前年比1.2%に縮小

2018年07月06日 - 経営関連情報

 帝国データバンクがこのほど発表した「国内主要112行の預金・貸出金等実態調査」結果によると、2018年3月末の国内主要112行の預金は、743兆7824億8800万円となり、2017 年3 月末比で24 兆6647 億円増加(3.4%増)。大手銀行(4.0%増)、地方銀行(3.0%増)、第二地方銀行(1.6%増)の3業態すべてで増加し、112行中96行(構成比85.7%)で増加している。

 112行が2018年3月期(1年間)に預金者へ支払った預金利息は、9099億3200万円となり、2017年3月期比で36.9%増加。大手銀行(50.1%増)で大幅に増加した一方、地方銀行(9.5%減)、第二地方銀行(19.7%減)で減少した。業態別の増減の内訳は、大手銀行(増加6行、減少1行)、地方銀行(増加15行、減少49行)、第二地方銀行(増加1行、減少40行)となり、112行中90行(構成比80.4%)で減少した。

 2018年3月末の112行の貸出金は、511兆3156億2000万円となり、2017年3月末比で1.2%増加。大手銀行(1.3%減)で減少した一方、地方銀行(4.1%増)、第二地方銀行(3.1%増)で増加した。業態別の増減の内訳は、大手銀行(増加4行、減少3行)、地方銀行(増加58行、減少6行)、第二地方銀行(増加40行、減少1行)となり、112行中102行(構成比91.1%)で増加した。

 また、112 行が融資先から受け取った貸出金利息は、6兆4568億9600万円となり、2017年3月期比で3.4%増加。大手銀行(7.7%増)で増加した一方、地方銀行(0.9%減)、第二地方銀行(3.1%減)で減少した。業態別の増減の内訳は、大手銀行(増加5行、減少2行)、地方銀行(増加16行、減少48行)、第二地方銀行(増加5行、減少36行)となり、112行中86行(構成比76.8%)で減少となった。

 2018年3月期の112行の収支(貸出金利息(収入)−預金利息(支出)の差額=本業利ざや)は、5兆5469億6400万円となり、2017年3月期比で0.6%減少。大手銀行(0.3%減)、地方銀行(0.5%減)、第二地方銀行(2.1%減)の3業態すべてで減少。業態別の増減の内訳は、大手銀行(増加3行、減少4行)、地方銀行(増加22行、減少42行)、第二地方銀行(増加7行、減少34行)となり、112行中80行(構成比71.4%)で減少した。

 地方銀行、第二地方銀行の計105行について、本店所在地(都道府県別)の地域別(9地域)にみると、2018年3月末の預金、貸出金ともに、2017年3月末比で9地域すべてで増加。預金の増加率が高かったのは「九州」(4.4%増)、「北陸」(4.0%増)など。貸出金の増加率が高かったのは「九州」(5.7%増)、「中国」(5.1%増)などで、預金、貸出金ともに「九州」の増加率がトップとなった。

 同調査結果は↓
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p180606.pdf